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2025.08.28

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半年間に及ぶ充実した新入社員研修 —”共和工機”を知る

 社員研修を実施する企業は多く、共和工機でもさまざまなタイミングで研修会が行われます。
社員研修は、対象となる相手や状況により目的が異なり、研修の仕方も変わってきます。今回はその中でも、「新入社員研修」について取り上げていきます。

 

社員研修とは

 社員研修とは、企業が社員に対して一般的に必要とされる知識や企業理念、マナー、業務上必要なスキルなどを育成することです。全社員に向けた研修会より役職別やスキルに見合った研修会を実施することが多いです。研修会を定期的に実施することで、日々の業務の効率化や生産性の向上を見込むことができます。

 

新入社員研修の目的

 新入社員研修の一番の目的は、社会人としての自覚を持ってもらうことです。学生と社会人とでは、責任の重さや、お金を払う側からもらう側になるという点から見ても大きな差があります。会社に入社しただけでは、数ヶ月前まで学生だった新入社員の意識を変えることは難しいです。実際に先輩上司から、マナーや常識を学ぶことで、少しずつ社会人としての自覚が芽生え、より責任感を持って仕事に取り組んでもらうことができます。

 その他の目的として、社風や社内ルールの理解を深めることも挙げられます。就活の際にもホームページなどで、企業理念や会社の歴史を調べることはあるかもしれませんが、社内ルール(休みの日の連絡方法や経費精算の仕方、社内書類 等)は研修または実践でしか習得することができません。少し知識を入れておくだけでもスムーズに会社に慣れ、先輩上司とのコミュニケーションが取りやすくなります。

 

共和工機の新入社員研修

本配属までのスケジュール


 新入社員研修はこのように、約半年かけてじっくりと行います。
入社式を終えると約1週間社内での研修、3か月現場での研修をした後、仮配属先が決まります。その後、さらに実践的な内容の現場研修を終え、本配属となります。

 共和工機に入社した社員は、工作機械の業界自体を知らないところからスタートし、営業という職種も未経験の人が大半です。
もちろん、約半年の研修期間で先輩社員と同じように営業活動ができるようになるのは難しい話ですが、一人で営業活動に出るまで長い時間をかけ、現場に慣れる事や業界を知るところからスタートしていきます。

 

”人間性”を磨く社内研修

 入社式後の約1週間は社内研修として、社会人の基本や常識、共和工機社員としてのマナーを学びます。身だしなみや電話対応などは、社外の人からの印象にもなるため、「社員の印象=共和工機の印象」にも繋がります。そのため、新入社員のうちからシミュレーションを挟みながら丁寧に研修していき、社会人・共和工機社員としての自覚をより高めてもらいます。

 そして、共和工機に少しでも早く馴染むために、社内ルールや企業理念についても研修をします。基本的な社内のルールはもちろんですが、商社ということもあり、粗利については細かく学びます。営業は特に、粗利の計算が必須になるので、問題集等を使いながらより理解を深めていきます。

( 社内研修の例 )

・社会人としての基本・常識・マナー
 例:身だしなみ・あいさつ・報連相・名刺交換・電話対応・来社対応 等

・共和工機社員としての基本
 例:心得・出欠席の連絡・経費について・粗利、粗利率の重要性と理由 等

・パソコン実技研修(Word・Excel・PowerPoint・メール)

・問題集(社会人としてのマナー・粗利計算の考え)

 

”営業・工作機械の世界”を知る現場研修

 現場研修では、先輩上司と同行し、営業とは具体的にどのような事をするのか、工作機械業界とはどのような業界なのかを実際に目で見て学ぶことができます。話で聞くだけではイメージがつきにくいことも、同行を重ねることで理解し、覚えることができます。

 約3か月の同行研修を経て、仮配属先が決定します。仮配属先が決定すると、同じように現場研修をしながら社内の事務処理についても学びます。実際に先輩社員の注文書、見積書の作成を手伝いながら指導してもらいます。客先や仕入れ先によって注文書、見積書の作り方が違う場合もあり、より正確な対応が求められるため、時間をかけて研修していきます。単独での仕事はまだ基本的にはありませんが、先輩上司の指導の下、より実践的な仕事に携わっていきます。

 現場研修で採用地付近の部署支店をそれぞれ約1週間ごと回っていき、10月半ばにはいよいよ本配属先が決定します。本配属先が決まると、先輩上司から引継ぎをし、担当のお客様を持ちひとりで営業に出るようになります。

女性が活躍できる”事務職”

 事務職の現場研修は、営業業務部と総務経理部の2つの部署を交互に研修します。

 営業業務部では主に売上処理や注文書、見積依頼書の作成をします。営業業務部は、「販売管理システム」と呼ばれる商品売買に関する専用のシステムを常日頃から使用するため、まずは販売管理システムの操作に慣れることからスタートします。それと並行して電話対応や来客対応も実践しながら経験を重ねていきます。
 総務経理部は、会計伝票の起票や試算表のチェック、小切手作成といった経理業務から、会議で使用する資料の作成、タイムカードの作成など総務的業務の研修もします。

 事務の研修ははじめから実践的に業務を行っていくので、営業と比べると早い段階で様々な事を習得することができます。

 

”ステップアップ”を目指すその他の研修

 そして約半年の研修期間中で、月に2,3回程度のペースで本社営業マンが、実際に工作機械に関する講話を行ってくれます。本配属後営業に出るにあたって、研修期間のうちから営業マンの生の声を聴けるのはとても貴重です。仕事の話だけでなく、新入社員の緊張を解くためにアイスブレイクとして、日常会話やプライベートの話もする営業マンも多くいるため、難しく感じる講話も楽しく学ぶことができます。

 さらに、メーカー研修もあります。実際にメーカーの工場へ出向き、機械が動いている工場内を見学したり、講話を聴くなどして、普段共和工機としてどのようなものを取り扱っているのか、工作機械商社の立ち位置などを学ぶことができます。

 

新入社員研修の感想

・今まで知らなかったことや意識してこなかったことが多くあったので、とても勉強になりました。今日1日だけでも学んだことが多くあったので、無駄にならないよう、ノートを見返す等復習をしてこれからの生活に取り入れていきたいです。 (令和6年入社・事務)

・電話対応や名刺交換をお手本で先輩社員に見せて頂きましたがとてもかっこよく見えました。実際に練習しましたが、まだ先輩方のようにできる自信がないのでたくさん経験を積んで、共和工機の名に恥じない対応ができるようにしたいです。 (令和6年入社・事務)

・本日の同行では、納品業務が多くありましたが、どこのお客様にも必ず今困っていることを聞いていました。お客様に現状を聞き、今後取引をしていく上で相談しやすい環境を作っていく事はとても重要だと実感しました。今後営業に出る際に、お客様の困りごとを解決できるように先輩上司との同行で少しでも多くのことを学んでいきたいと思います。(令和6年入社・営業)

 

まとめ

 社員研修をすることで、業務上必要なスキルや知識を身に着け、日々の業務の効率化や生産性の向上が期待できます。共和工機の新入社員研修は、営業・事務ともに約半年間かけて丁寧に行います。社会人としての自覚、共和工機社員としての意識を高めてもらうことを目的とし、社内研修や現場研修を繰り返し行っていきます。
 共和工機で働く社員のほとんどが、未経験でゼロからのスタートではありますが、若手でも活躍する社員が多くいます。新入社員研修で得られることは非常に多く、未経験でも安心して働くことができます。
 共和工機で私たちと一緒に、人生の新たな一歩を踏み出しましょう。

著者:経営企画室 総務経理部 植松