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2026.01.08

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オーダーメイドで自動機設備を構築できる専用機について

製造業において現在、多品種少量生産へのシフト、人手不足、人件費高騰、製品サイクルの短期化などがあり、顧客の問題を解決するために特定の用途に特化した自動機設備が必要となります。
ここでは製造での専用機のニーズや種類、活用例、メリット・デメリットについて網羅的にご紹介いたします。

専用機械とは?

専用機械とは、特定の工程で特定の製品を製造するために設計・製作された工作機械のことです。
製造現場では加工工程だけではなく組立・搬送・検査工程など様々な工程でも導入されています。
その製品の形状や特性に合わせた専用設計になっているため、大量生産が必要な物や高い品質が求められる製品の生産に適しています。
例えば、自動車部品の製造工程では、部品点数が多く速い加工速度と高い生産性も求められるので部品専用の加工機械の需要が高いです。

専用機械の種類・活用例

専用機械と呼ばれる工作機械は、用途や対象ワークの形状・性質などによって種類が様々です。
代表的なものとして加工機・組立機・搬送機・検査機に分けてそれぞれの専用機械の特徴や活用例についてご紹介します。

加工機

加工機は、金属や樹脂などの材料を加工するための機械です。
切削加工、プレス加工などの機械が挙げられます。

<切削加工機>
切削加工は、切削工具を用いて材料の不要な部分を削り取ったり、穴をあけたりする加工法で機械で行われるのが一般的です。
切削加工機には大きく、工具を高速回転させて加工するもの(転削)と材料を回転させて加工するもの(旋削)の2種類があります。
転削はフライス盤やマシニングセンター、旋削はNC旋盤がその例です。

<プレス加工機>
金属板などのワークにプレスによる圧力をかけて、特定の形状に加工する機械であり同じ物を大量生産したり大きな力を加える加工現場には欠かせない機械です。
プレス加工機は、金型とセットで使用され、金型の形状によって加工結果が異なります。
ワークを曲げたり凹ましたりする「曲げ加工」、決められた形の穴をあける「穴あけ加工」、特定の形にくり抜く「くり抜き加工」などが代表的です。

組立機

組立専用機械は、ある組立に特化して部品を接合し、自動で組立する為の装置です。
ねじ締め、溶着、カシメといった作業の自動化を実現します。

<ねじ締め装置>
ねじ締めによる組立作業を行う装置です。
ロボットアームを使用してねじを把持し、ワークに圧入、締結する装置がその例です。
ねじを締結する動作だけでなく、締結後の良品検査まで一つの装置で完結できるものもあり、人手作業よりも正確な作業が期待できます。

<カシメ装置>
カシメは、金属やプラスチックなどの材料に、リベットを差し込み変形させて接合させる技術です。
カシメ装置には、リベットを加圧・成形するスピンカシメ機や、リベットを押しつぶして変形させるプレスカシメ機などがあります。

搬送機

製造における加工工程の間での搬送を自動化する装置や、機械へとワークを投入する為の装置、また加工が終わったワークを機械から取り出すための装置が挙げられます。

<ガントリーローダー装置>
ガントリー(門型形状)にローダーを組み合わせた搬送装置です。
加工機の上を走行する軸と、ローディング・アンローディングのための上下軸、ワークを掴むハンドで構成されます。
ワークを加工機に投入し、加工後のワークを取り出す一連の動作を機械1台で担っており、作業者が毎回機械を止める事なく連続した加工ができ重量ワークを扱う製造現場や、工作機械が多い生産ラインに多く導入されています。

検査機

検査機はワークの位置や加工の精度、不良品検査などを行う機械です。加工前の素材の加工途中、加工後の製品、全ての工程で活用されます。

専用機械のメリット

特殊な加工、搬送、組付作業の実現が可能です。
高度な作業を連続的に高効率で行うことができるのも、専用機械を使った自動化のメリットです。
特定のワークの加工を効率的に行うためにオーダーメイドで設計された機械なので、過剰スペックになることもありません。
作業者を危険な作業から解放することができ、現場の安全性向上にも寄与します。

専用機械のデメリット

オーダーメイドで設計、製作されるので、やはり購入の費用は高くなります。高度な技術を用いているものが多く、故障のリスクも高いといえます。
特定の製品に最適化されている為、製品が変わったり、ラインが変更することで新たな機械を投入しなければいけないリスクも考えなければいけません。
近年では、将来の市場の変化を予想し、柔軟な対応を加味した汎用専用機という物も出始めています。

まとめ

専用機械は、特定の製品や加工方法に特化して設計・製作された機械です。
その為、加工・組立・搬送・検査などあらゆる工程で行われる高度な作業の自動化が実現可能です。
専用機械を活用することで、製造現場の労働力不足、生産性向上といった課題解決が期待できるでしょう。

著者:第五営業部 課長 鈴木弘記
静岡県東部・伊豆地区のお客様に支えられて早いもので入社23年が経ちました。
今後も微力ではありますが製造業発展・お客様の為に頑張ります!